渡邊はファウルがかさみ、プレータイムが伸びず
現地12月2日、ラプターズがバックスを迎えた一戦はフレッド・バンブリードがゲームハイの29得点を挙げてオフェンスを牽引し、ロースコアゲームに持ち込んだラプターズが97-93で勝利した。バックスは前日のホーネッツ戦で40得点12リバウンド9アシストの大活躍を見せたヤニス・アデトクンボが右ふくらはぎの痛みで欠場し、その穴を埋めることができず連勝が8で止まった。
第2クォーター序盤に出番が回ってきた渡邊雄太はトランジションからアタックしシュートファウルを獲得するも、フリースローを2本とも外してしまう。それでも、チームディフェンスが機能し走る展開に持ち込むと、トランジションからコーナースリーを沈めて、7-0のランに一役買った。最終クォーター残り6分、渡邊は3点差に迫られ緊迫する場面でも、貴重なコーナースリーを成功させるなど、6得点1リバウンド1アシスト1スティールを記録し、勝利に貢献した。一番の武器であるディフェンスも決して悪い出来ではなかったが、ドリュー・ホリデーやクリス・ミドルトンにタフショットを打たせるもシュートを決められ、3つの個人ファウルを犯し、プレータイムは10分と伸び悩んだ。
ラプターズはOG・アヌノビーやケム・バーチら主力の欠場が続いているが、この試合でゲイリー・トレントJr.が復帰を果たしたことは追い風になるはずだ。一方、連勝が止まったバックスはブルック・ロペスが背中の手術を受け無期限の離脱となり、アデトクンボも負傷と苦しい台所事情となっている。ホーネッツ戦でデビューを飾ったデマーカス・カズンズの奮闘が期待される。