ヨナス・バランチュナス

前半だけで7本の3ポイントシュートを沈めてクリッパーズを撃破

現地11月29日、クリッパーズと対戦したペリカンズはヨナス・バランチュナスがキャリアハイの39得点を挙げる活躍を見せ、123-104で快勝した。

この日のバランチュナスはシュートタッチが好調で、前半に放った7本すべての3ポイントシュートを成功させた。『ESPN Stats&Information』によれば、前半で3ポイントシュートを7本以上決めた選手はトレバー・アリーザ、ステフィン・カリー、ベン・ゴードン、ショーン・ウィリアムズ、ラエフ・ラフレンツしかいなく、6人目の快挙となった。さらにバランチュナスは同一試合で7本の3ポイントシュートと7本のオフェンスリバウンドを記録したNBA史上初めての選手となった。

ビッグマンながらアウトサイドシュートを得意とする、マーベリックスのレジェンドであるダーク・ノビツキーを彷彿とさせる活躍を見せたバランチュナスに対し、指揮官のウィリー・グリーンは「みんなが彼を『ダーク・バランチュナス』と呼んでいた」と裏話を語りつつ、このように続けた。

「我々は彼がオープンな時にシュートし、それをミックスしたいと思っている。彼はまだポストに行きたがっているが、私はそれを気に入っている。彼はフィジカルな男だからね。でも彼のシュート力がオフェンスの幅を広げることを説明したし、今夜は素晴らしい結果になったよ」

偉大な選手と比較されたバランチュナスは「僕はまだヨナス・ヴァランチュナスだよ」と笑い、ノビツキーのようになるには今後も努力が必要と語った。「みんながダークになりたがっている。彼はNBAの歴史の中で最も偉大なビッグマンの一人だからね。でも、彼のようになるためにはまだたくさんのことをやらなければいけない。僕はただ、目の前のやるべきことをやるだけさ。オープンショットを打ち、それが成功すればそれを続ける。単純なことだよ」

好調なタッチを維持しているバランチュナスは3ポイントシュート成功率51.7%を誇り、リーグトップの数字を残している。開幕から3勝16敗と大きく負け越しているが、彼が『ストレッチ5』として機能し、直近の4試合で3勝を挙げるなどチームは上向き始めている。ここに欠場が続くザイオン・ウイリアムソンが加われば、上位チームも決して軽視できない存在となるはずだ。