クリス・ポール

スリリングな攻防を制して連勝をキープ

13連勝中のサンズは、現地11月25日に敵地でキャバリアーズと対戦し、120-115で勝利した。これでサンズは10月末から無敗の14連勝を記録している。

しかし、この1カ月は決して平坦な道ではなかった。球団筆頭オーナーのロバート・サーバーが過去に人種差別や性差別行為を行っていたという記事が出たため、選手やコーチングスタッフはコート内だけに集中にするのが難しくなってしまった。それにもかかわらず、サンズは試合ごとに異なる勝ち方で連勝をキープしている。

キャブズ戦は終盤まで1ポゼッションを争う攻防となったが、勝負を決めたのはこの試合で17得点12アシストを挙げたリーダーのクリス・ポールだ。118-115とサンズの3点リードで迎えた残り3.8秒、ポールは2本のフリースローを獲得した。その直前にはキャブズのリッキー・ルビオもフリースローを獲得していたが、重圧からか2本とも決められなかったが、ポールは落ち着いて2本のフリースローを成功させ、チームに勝利をもたらした。

ポールは「目の前の瞬間に集中するだけ」と緊張感漂う試合終盤のフリースローについて語った。そして「僕だってこれまでに何本も外している」と続けた。

ポールはオーナーの件に関して「たまたまこの時期に重なっただけ」とコメントすると、現在の連勝について、こう語っている。「開幕から1勝3敗という結果は、僕たちのプランではなかった。ウチには優れた選手が揃っていて、ロッカールームの雰囲気だって素晴らしい。ウチのようなチームは見たことがないよ」

サンズは現地26日に、マディソン・スクエア・ガーデンでニックスと対戦する。