アンドリュー・ウィギンズ

ウルブズはエドワーズがキャリアハイの活躍も実らず

ウォリアーズがホームにティンバーウルブズを迎えた一戦は、アンドリュー・ウィギンズがシーズンハイとなる35得点を挙げてオフェンスを牽引し、粘るウルブズを123-110で退けた。

ウィギンズは序盤からアクセル全開。速攻に3ポイントシュートにペイントエリアでも得点を重ね、9本すべてのフィールドゴールを成功させる22得点の荒稼ぎを見せた。ウィギンズの活躍もあり15点リードで試合を折り返したウォリアーズだったが、キャリアハイとなる48得点を挙げたアンソニー・エドワーズの反撃に遭い、最終クォーターには5点差に迫られた場面もあった。それでも、この試合で25得点を挙げたステフィン・カリーが要所で3ポイントシュートを沈め、ウィギンズが豪快なプットバックダンクを見舞って悪い流れを断ち切り、そのまま逃げ切った。

ウィギンズは2014年にドラフト全体1位で指名され、ウルブズで6シーズンを過ごした。2年前のレギュラーシーズン途中にウォリアーズに加入したウィギンズにとって古巣との対戦となったが、見返すという感情はなく純粋に試合を楽しんだという。「リベンジゲームではなかったよ。かつてのチームを相手に良い試合ができた。古巣が相手だといつも興奮して目が覚める。楽しいゲーム試合だった」

指揮官のスティーブ・カーも「彼のエネルギーが最高だった」と語り、ウィギンズの活躍を手放しで喜んだ。「アンドリューは試合の最初から攻撃的で、彼のエネルギーがとても気に入りました。彼がもたらしてくれたものすべてが必要だった」

また、カーは12オフェンスリバウンドを含む11得点17リバウンドのダブル・ダブルを記録したケボン・ルーニーに対しても「(カール・アンソニー)タウンズはリーグで最もタフなマッチアップの一人。彼も本当によくやっていたと思う」と称賛した。

この勝利でウォリアーズはリーグ一番乗りで10勝に到達したが、開幕からの11試合で戦績を10勝1敗としたのは、最後にファイナルに進出した2018-19シーズン以来のこととなる。一方のウルブズは昨年度王者のバックスを下し3勝1敗と好スタートを切ったかに見えたが、6連敗を喫し西カンファレンス13位にまで後退した。ディアンジェロ・ラッセルが復帰しての2連敗は痛いが、ここで踏ん張らないとプレーオフ争いから早々に脱落してしまう。