カリー「僕が正しいプレーをして、相手の注意を引きつける」
ウォリアーズはレイカーズとの開幕戦を121-114で勝利した。この試合では、レイカーズは2桁得点を記録したのがレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスの2人だけだったのに対し、ウォリアーズは6選手が2桁得点を挙げて勝利をつかんだ。
ダブルチームなど厳しいマークを受けたエースのステフィン・カリーは自由にシュートを打つことができずに、前半はフィールドゴール10本中わずか3本しか決まらず、3ポイントシュートも4本中1本の成功に留まった。それでも後半になると、カリーはディフェンスを引き寄せて味方のスペースを作り出し、最終的にはフィールドゴール21本中5本成功の21得点と10リバウンド10アシストでトリプル・ダブルを記録した。
昨シーズンのカリーの平均得点は32.0得点で、それを思えば開幕戦での21得点は物足りなく感じる。それでも、ウォリアーズはカリーを含む6選手が2桁得点を挙げ、ベンチポイントでも55-29と圧倒して勝利したことは大きな意味がある。
ドレイモンド・グリーンは「とても大きなステップだよ」と試合を振り返った。「今までは彼に頼ってきたし、これからも頼ることにはなると思う。今日は彼の調子が上がらなかったけど、勝利を手にすることができた。それは素晴らしいことだよ。ステフはいつものようにシュートを打つことはできなかったけど、リバウンドとか勝つために必要なすべてのことをやり続けてくれた」
そのカリー本人は「僕が正しいプレーをすることで相手の注意を引きつける」と言う。「ウチのオフェンスを作るには僕が注意を引きつけて、ボールを動かすことが前提となる。毎試合で誰が活躍するかは分からないけど、みんながチームのスタイルに貢献して、全員がそれを理解していけば良いシーズンになるはずさ」
また、後半だけで3ポイントシュート7本中4本成功を含む16得点を挙げ、逆転の立役者となったジョーダン・プールは「僕たちのチームは本当に良い信頼関係にあると思う」とコメントした。「それはグループ単位ではなく、僕たち全体としてね。どんなラインナップであっても、僕たちは全員を信頼している」