アイザイア・トーマス

CSKAモスクワ行きを真っ向否定「 別のアイザイアだよ」

現在32歳のアイザイア・トーマスはセルティックスに所属した2016-17シーズンに平均28.9得点を挙げたが、その後は股関節のケガに苦しみキャリアは下降線をたどった。

昨シーズンはケガ人が相次いだペリカンズと10日間契約を結び、3試合で平均7.7得点を挙げたが本契約を勝ち取ることができなかった。この夏、トーマスはプロアマリーグで81得点を記録し、己の得点力が錆びついていないことを証明。そんなトーマスに関心を持ち始めたNBAクラブもあり、トーマス自身も「4チームと話をした」と明かしていた。

レイカーズのトレーニングキャンプに招待され、レブロン・ジェームズ、ラッセル・ウェストブルックとともにワークアウトを行ったが、本契約を結ぶまでには至らなかった。先日、あるメディアがCSKAモスクワとトーマスが契約を結ぶとSNSで発信していたが、トーマスは「僕じゃないよ! 海外に行くつもりはない。別のアイザイアだよ」と否定し、あくまでNBAの復帰を目指していることを表明した。

各チームのロスターも固まりつつあり、NBA復帰は難しいかと思われていた矢先、再びトーマスにチャンスが巡ってきた。『HoopsHype』によると、トーマスは来週のウォリアーズのトレーニングキャンプに参加するという。

新シーズンのウォリアーズはステフィン・カリー、ドレイモンド・グリーンのコアメンバーが健在で、クレイ・トンプソンが完全復帰すれば再びリーグトップクラスのチームに返り咲くのではないかと予想されている。緊迫した状況で勝負強さを発揮できるトーマスの存在は、プレーオフを見据えるチームにとっては心強いだろう。

また、ウォリアーズは先日、ダレン・コリソンとライアン・アーチディアコノをワークアウトに招いたように、ハンドラーの追加を必要としている。トレーニングキャンプで結果を残し、本契約を勝ち取れるか。トーマスの挑戦は佳境を迎える。