「いつだって自分の判断が正しかったわけではないことは自覚している」
ネッツのカイリー・アービングと言えば、近年では失言または迷言の多い選手という印象が強い。
セルティックス時代の「地球は平ら」発言に始まり、シーズン中のチーム批判、最近ではキャバリアーズ時代のチームメートだったレブロン・ジェームズ批判とも受け取れる発言をしてしまうなど、口を開けば各方面から批判される事態が続いている。
アービング本人も、自身の放言癖を理解しているようだ。Twitterに「自分の過去の言動を持ち出されれば、笑うだけ」と、批判を意に介していないと主張したものの、「いつだって自分の判断が正しかったわけではない。それは自覚している」と、続けた。そして、子供たちに向けて、アドバイスを送った。
「それでも、過ちから学ぶことができている。子供たちには、自分を教訓にしてもらいたい。言葉にする前、行動を起こす前は考えて」
ソーシャルメディア全盛の時代で、不用意な発言をすれば、メディアだけでなくファンからも批判されてしまう。それをきっかけにチーム内の人間関係にもヒビが入ることだってあり得る。身から出た錆だとしても、負の連鎖に導かれてしまう悪因は起こすべきではない。
アービングには、ケビン・デュラント、ジェームズ・ハーデンらとネッツで優勝するという大きな目標がある。今シーズンも結果を残せなければチーム解体論に繋がりかねないだろう。Twitterでの投稿が、自戒の念を込めての行動であると信じたい。