昨シーズンはヒートでわずか4試合の出場に留まる
オフにヒートとベテラン最低保障額で再契約したビクター・オラディポは、5月初旬に手術した右大腿四頭筋腱の負傷から復帰を目指し、リハビリに励んでいる。
昨シーズン中にロケッツからヒートにトレードされたオラディポは当初、今オフの移籍市場を賑わすフリーエージェント選手になると見られていた。しかし、負傷によりヒートではわずか4試合にしか出場できず、去就に影響が出るのは必至だった。
結果的にヒートと単年契約を結んだオラディポは再起を果たし、元オールスターの実力に見合う高額な契約をつかみたいと考えているに違いない。そのオラディポが、早ければ年内に復帰できるのではないかと『Five Reasons Sports Network』が伝えた。
焦って手術した箇所が悪化するのは回避すべきだが、来年再びフリーエージェントになるオラディポにとっては、1日でも早く復帰してアピールに努めたいところ。
復帰後はセカンドユニットでの起用が濃厚で、ジミー・バトラー、カイル・ラウリー、バム・アデバヨが中心のチームを支える。万全な状態のオラディポなら、1試合20得点が見込める上に、身体能力を生かしたディフェンスも評価が高く、ヒートにとって『お買い得』の選手になるかもしれない。
ラウリー加入によるチームケミストリー構築だけではなく、昨シーズンだけで2度のトレードを経験したベテランの復活も、今シーズンのヒートを左右する要因になり得る。