ミコノス島でのオフを楽しみつつ、コンディション作りに励む
オフに実績のあるベテランと次々に契約しているネッツは、新シーズンも優勝候補筆頭に挙げられている。選手層が厚くなっても、チームの中心になるのがケビン・デュラント、ジェームズ・ハーデン、カイリー・アービングの『ビッグ3』であることに変わりはない。このうちデュラントとハーデンは、チーム始動に備えて合同練習を行っている。
2人はギリシャのミコノス島に滞在中で、つかの間のオフを満喫している。ギリシャメディア『Mykonos Post』によれば、デュラントとハーデンは練習コートを貸し切ってトレーニングしており、滞在している間は合同練習を続ける予定だという。
『Mykonos Post』によれば、ミコノス島はサッカー選手のカリム・ベンゼマやキリアン・ムバッペ、そして同じNBAではルカ・ドンチッチらが休暇を過ごしているリゾート地だ。
ネッツは昨シーズン開幕後にロケッツからハーデンを獲得し、デュラントとアービングとの『ビッグ3』が結成された。さらにブレイク・グリフィン、ラマーカス・オルドリッジというオールスターも加えたものの、プレーオフではケガ人が続出し、カンファレンスセミファイナルでバックスに敗れた。
それでもオフには主力の慰留に成功した他、ポール・ミルサップという元オールスターの獲得にも成功。心臓疾患で一度は引退したオルドリッジも健康状態が回復し、ネッツでの現役復帰を決断した。大事なのは手探り状態が続いた昨シーズンの問題を繰り返さなかったことで、今回はフルメンバーが揃ってチームビルディングをした上で開幕を迎えられる。
これだけのメンバーを揃えた以上、「優勝以外は失敗」と見られるのは間違いない。「勝って当然」のプレッシャーを抱えながら長いシーズンを戦うことになる。ネッツは9月末からトレーニングキャンプを開始し、現地10月19日に予定されているバックスとの開幕戦に向けて準備を進める。