アンソニー・エドワーズ

「非常に稀な才能の持ち主だよ」

2020-21シーズンの新人王争いを盛り上げたティンバーウルブズのアンソニー・エドワーズは、キャリア2年目の2021-22シーズンで主力の一角を担う。

惜しくも新人王は逃したものの、昨シーズンは72試合(先発55試合)に出場して平均19.3得点、4.7リバウンド、2.9アシストを記録し、2020-21NBAオールルーキー・ファーストチームに選出され、ドラフト全体1位指名の実力を証明してみせた。

20歳になったばかりのエドワーズは、身体の成長もまだ止まっていない。ウルブズのクリス・フィンチコーチによると、エドワーズは1年目のプロフィールにある196cmから約4cm身長が伸び、2mに達したという。

フィンチは『Star Tribune』とのインタビューで、エドワーズを『ユニークな選手』と形容し、昨シーズンの残り20試合で5.4リバウンドを記録したエドワーズについてこう語っている。

「非常に稀な才能の持ち主だよ。彼を指導していて思うのは、言われたことを忠実に実行するタイプということ。例えば『こういうプレーをしてほしい』と伝えると、それをやってのける」

「昨シーズン終盤の試合で、彼に『今日は7リバウンドを記録してほしい』と言ったら、それをやってくれた。そういう気質の持ち主であることが分かったんだ。具体的な目標を与えると実行できる。彼はそういう選手だ」

フィンチはこのオフに取り組むべき課題として、フィニッシングと3ポイントシュートの2つをエドワーズに与えた。昨シーズンも印象に残るダンクを何度も決めているエドワーズが、フィニッシュの精度を高め、効率良く3ポイントシュートを決められるようになれば、大きな飛躍が期待できる。

身体も技術も伸び盛りのエドワーズに、2年目のジンクスは関係ないかもしれない。