ロンゾ・ボール

写真=Getty Images

1年目には『エアー・ボール』と呼ばれたことも

NBAキャリア2年目を迎えるロンゾ・ボールが、ルーキーイヤーを通じて話題になったシュートフォームの改造に着手している。『Big Baller Brand Media』がTwitterに投稿したワークアウト動画で、ロンゾのシュートフォームが変わっているのだ。

ロンゾ独特の変則的なシュートフォームはUCLA時代から懸念されていたが、自らのスタイルを変えることなくNBA1年目に臨んだものの、シーズン序盤からシュートタッチが良くなく、悪意のあるファンは彼を『エアー・ボール』という蔑称で呼んだこともあった。

状態が上向けば批判も鳴り止んだだろうが、フィールドゴール成功率36%、3ポイントシュート成功率30.5%という数字では、周囲を納得させられない。2年目もシュート成功率が変わらなければ先発を任せられない上に、このオフにチームに加入したラジョン・ロンドとの競争にも勝てないだろう。


レブロン・ジェームズが加入し、続いて実力のあるベテランと続けて契約したレイカーズは、ロンゾら若手コア育成という方針を維持しつつ、名門復活に向けたスピードを加速化させた。ロンゾ自身も、危機感を抱いているからこそフォーム改善に取り組んでいるのだろう。

トレーニングキャンプ中に新フォームを自分のモノにし、プレシーズンゲームで結果を残せなければ、『ゴールデンルーキー』ともてはやされた1年目とは異なり、2年目は厳しいスタートになってしまうかもしれない。