パトリック・べバリー

レブロン・ジェームズが歓迎するという噂

ベテランガードのパトリック・べバリーは、クリッパーズからグリズリーズ、そしてティンバーウルブズへと続けてトレードされ、彼がどのチームのジャージーを着て開幕戦を迎えるかは分からなくなってきた。

本来ならウルブズでプレーする予定だが、べバリーが球団に契約バイアウトを求める可能性もあると噂されている。2021-22シーズンのべバリーの年俸は1430万ドル(約15億7000万円)程度と比較的リーズナブルで、本人がバイアウトを希望すればスムーズに着地点を見いだせる可能性は高い。

もし、べバリーがフリーエージェントになった場合、強豪チームによる争奪戦が始まるのは確実だ。その中でも有力なのはレイカーズと言われている。レイカーズのリーダー、レブロン・ジェームズがべバリーを歓迎するという噂もあると『Bally Sports』は報じている。

33歳という年齢を考えれば、べバリーが発展途上のウルブズではなく、即優勝が可能なチームでのプレーを求めても不思議ではない。185cmと小柄ながら、感情を表に出すプレーはチームの士気を高める。さらにマークされる側からすれば、振り解こうと思ってもベッタリ張り付かれタフショットを打たされる、あるいはパスを選択する以外になく、非常に厄介な存在だ。

もしべバリーのレイカーズ加入が実現すれば、放出したばかりのクリッパーズにとっては悪夢でしかないだろう。本人も対クリッパーズにモチベーションを上げると見られているため、ポジションが同じレジー・ジャクソンやエースとしてチームを引っ張るポール・ジョージに張り付き、苦しめる姿が想像できる。

ベテランばかり獲得し、チームの平均年齢が上がっていることが懸念されているレイカーズだが、レブロン、アンソニー・デイビス、ラッセル・ウェストブルックが中心の先発に加えて、トレバー・アリーザ、カーメロ・アンソニー、ドワイト・ハワード、ケント・ベイズモアなどで構成されるセカンドユニットにべバリーが加われば、優勝への布陣は磐石となる。

べバリーが噂通りバイアウトをウルブズに求めるのか、今後の動向から目が離せない。