新戦力も揃い、新シーズンも優勝候補の一角
昨シーズンのジャズは52勝20敗というリーグ最高勝率を記録してプレーオフに進んだが、右ハムストリングの肉離れのため欠場を続けたマイク・コンリーの影響が大きく、カンファレンスセミファイナルでクリッパーズに敗れた。
マーベリックスがルカ・ドンチッチの負担を軽減させるために獲得を検討したと噂されるなど、バスケIQが高いスコアリングガードのコンリーの獲得に複数のチームが興味を示していた。それでも、「コンリーを残留させるために、あらゆる手段を検討する」と語っていたジャズの熱意は通じ、コンリーは3年6800万ドルの再契約を結んだ。
昨シーズンのコンリーは平均16.2得点、6.0アシストを記録して自身初となるオールスターにも選出された。ユタはコンリーにとっても「居心地の良い場所」となり、「次のレベルに行くために成長し続け、どんな形でもこのチームを助けることができると感じている」と、再契約に満足している。
また、ジャズはルディ・ゲイ、ハッサン・ホワイトサイドと契約し、ベンチメンバーに厚みを持たせた。得点力があり、ウイングディフェンダーとしての評価も高いゲイは、グリズリーズ時代にコンリーと5シーズン半プレーした経験もあり、「僕はここで最大の資産になれると思う」と語るなど、チームの力になれることを確信している。
ホワイトサイドも、「自分にとても合っている。こんなに興奮したのは久しぶりだよ。彼らは間違いなくコンテンダー。このリーグではたまたま50勝以上するなんてことはないからね」と語り、優勝を狙えるチームの一員になれたことを喜んだ。
コンリーは「昨シーズンは残念な結果に終わった」と語り、カンファレンスセミファイナルで敗退したことを悔やんでいる。それでも、ドノバン・ミッチェルとルディ・ゴベアを中心としたチームに新戦力が揃い、新シーズンも優勝候補の一角となるあろうチームに絶対の自信をのぞかせた。
「これまでの努力のおかげで、今シーズンも優勝という究極の目標に向かって進んでいくことができる。そして、それは本当に達成可能なモノ。僕たちは優勝という扉をノックしている場所にいるんだ」