ラマーカス・オルドリッジ

優勝を目指しスパーズからネッツに移籍するも体調を崩して引退へ

NBAキャリア15年を誇り、7度のオールスター出場経験を持つラマーカス・オルドリッジは昨シーズン途中に不整脈を起こし、現役引退を発表した。

結果的に4月10日のレイカーズ戦を最後にNBAキャリアを終えたオルドリッジだが、現役復帰を真剣に検討していると『ESPN』が報じた。最終的にチームのメディカル・クリアランス(健康状態確認)が必要になるが、関係者によれば、オルドリッジは今後数週間のうちに彼に関心を持つチームと話をする予定だという。

2006年のドラフト全体2位でブルズから指名されたオルドリッジは、直後のトレードによりトレイルブレイザーズでNBAデビューを果たした。デイミアン・リラードとともにチームの中心を務め、9シーズンを過ごした後にスパーズへ移籍した。そして、優勝リングを求めて、昨シーズン途中にジェームズ・ハーデンとカイリー・アービング、ケビン・デュラントの『ビッグ3』を誇るネッツに加入した。

キャリア通算で平均19.4得点、8.2リバウンド、2.0アシストを記録しているオルドリッジは、高確率なミドルシュートを武器とした『ストレッチ4』の先駆け的プレーヤーであり、健康状態さえ取り戻すことができればどのチームにもフィットするはず。現役復帰の最終的な判断は下していないというが、即戦力にもなりメンターとしての役割もこなせる36歳のベテランの動向に注目が集まる。