好不調の波が激しい相手に、手堅いバスケットで快勝
ジャカルタ(インドネシア)で行われているアジア競技大会、5人制の女子日本代表は昨日、カザフスタンに104-57と大勝して準決勝進出を決めた。
日本の先発は宮崎早織、篠崎澪、林咲希、中田珠未、梅沢カディシャ樹奈。FIBAランキングで世界13位の日本にとって46位のカザフスタンは格下だが、先行するも突き放せず、ファウルがかさんでビハインドを背負う展開に。それでも渡邉亜弥の3ポイントシュートで22-21と逆転して第1クォーターを終えると、第2クォーター立ち上がりから失点を許さず7-0のランで突き放し、この10分間を23-7と圧倒して優位を作った。
後半開始早々に中田のフリースローで50-30と点差を20に広げ、その後も手堅いプレーを継続。第3クォーター終了時点で73-46と試合を決めていたが最後まで攻め手を緩めることなく、最終クォーターも31-11と20点差を付けて100点ゲームで大勝した。竹原レイラが欠場、馬瓜ステファニーも3人制の試合と重なったため不在となったが、残る10選手がタイムシェアで40分を通してプレーの強度を落とさず、良い時間と悪い時間の差が激しかったカザフスタンを圧倒した。
司令塔を務める宮崎は9アシストを記録。篠崎、林、中田、梅沢、安間志織、渡邉亜弥と6選手が2桁得点、出場10選手全員が得点を挙げている。
次は30日の準決勝で、相手は中国。目標である金メダル獲得に向けて正念場の試合となる。
アジア競技大会 女子日本代表
2 竹原レイラ (PF / 三菱電機 コアラーズ)
3 馬瓜ステファニー (SF / トヨタ自動車アンテロープス)
9 鈴木知佳 (C / 日立ハイテク クーガーズ)
11 篠崎澪 (SG / 富士通レッドウェーブ)
14 安間志織 (PG / トヨタ自動車 アンテロープス)
22 河村美幸 (PF / シャンソン化粧品 シャンソンVマジック)
23 永田萌絵 (PG / 東京医療保健大学)
27 林咲希 (SG / JX-ENEOSサンフラワーズ)
32 宮崎早織 (PG / JX-ENEOSサンフラワーズ)
33 中田珠未 (PF / 早稲田大学)
45 渡邉亜弥 (SG / 三菱電機 コアラーズ)
66 梅沢カディシャ樹奈 (C / JX-ENEOSサンフラワーズ)
[ヘッドコーチ]薮内夏美