エキシビジョンマッチでアメリカを下したオーストラリアが1位
7月17日、FIBA(国際バスケットボール連盟)が東京オリンピックに出場する各国のパワーランキングを発表した。
世界ランキング1位のアメリカはNBAのスター選手を多く擁し、今大会でも金メダル最有力候補だ。しかし、エキシビジョンマッチでナイジェリア、オーストラリアに敗れる波乱の船出となり、ブラッドリー・ビールとケビン・ラブが離脱し、ザック・ラビーンも健康安全プロトコル入りするなど不安定な状況が続いている。さらに、デビン・ブッカーとクリス・ミドルトン、ドリュー・ホリデーの3人はファイナルが終わった直後で十分な休養が取れておらず、チームの仕上がり具合が不安視されている。
オーストラリアはパティ・ミルズ(スパーズ)やジョー・イングルズ(ジャズ)などNBAで主力を務める選手を擁する、メダル獲得の有力候補だ。世界ランキングは3位だが、エキシビジョンマッチでアメリカを撃破したことで評価を高め、今回のパワーランキングで1位に躍り出た。また、オーストラリアと同様に、アメリカを破ったナイジェリアは世界ランキング22位ながらも今回のランキングでは4位とジャンプアップした。
八村塁と馬場雄大が合流し、渡邊雄太を含む『海外組』が揃った男子日本代表は、7月18日の国際強化試合で世界ランキング7位のフランスから大金星を挙げた。男子日本代表は12カ国中11位に留まっているが、これはフランス戦の前に発表されたモノであり、現在の評価は以前よりも上がっているはず。『死のグループ』と言っても過言ではない強豪国から『歴史的1勝』を勝ち取り、この評価を覆してほしいものだ。
今回発表されたパワーランキングは以下の通り
1位 オーストラリア
2位 スペイン
3位 アメリカ
4位 ナイジェリア
5位 スロベニア
6位 フランス
7位 イタリア
8位 アルゼンチン
9位 ドイツ
10位 チェコ
11位 日本
12位 イラン