ディアンドレ・エイトン

「チームが活力を取り戻すためにやらなければいけないことをしている」

2018年のNBAドラフトでサンズから全体1位で指名されたディアンドレ・エイトンは、デビン・ブッカーとともにサンズの屋台骨を支えるフランチャイズプレーヤーの一人だ。

キャリア初のプレーオフでも試合を重ねるごとに成長し、NBAファイナル進出に大きく貢献した。昨シーズンの『バブル』終了後、エイトンはチームの力を確信し、サンズ復活を高らかに宣言。司令塔のクリス・ポールの加入でさらに力を増したサンズは、優勝まであと2勝のところにまでたどり着いた。

エイトンは現地16日の会見で「フェニックス・サンズという球団が、新しいカルチャーを築いているところを世界に見せたい。勝利のカルチャー、レガシーを築こうとしていることをね。ウチには精一杯努力する選手が揃っている」と語った。

「僕たちはユニットとして、ここまでたどり着いた。これまでの努力の成果が出ているのは、分かってもらえると思う。でも、まだまだやるべき仕事は残っている」

ミルウォーキーでの第4戦の試合終盤には、ブッカーとの連携からアリウープを決めようとしたエイトンだったが、ヤニス・アデトクンボの超絶ブロックにより阻止された。全世界のバスケファンに衝撃を与えた『歴史に残るブロックショット』を浴びた側として、エイトンは「素晴らしい選手は、素晴らしいプレーを決める。彼はヤニスなんだ」と振り返った。

「彼は年間最優秀守備選手賞を受賞した選手だし、これはファイナルなんだから止めようとするのは当然だよ。簡単なことなんて、何一つない」

敵地で連敗を喫したサンズだが、エイトンはチーム内の雰囲気は以前と変わらないと話す。「勝っても負けても、試合に対するアプローチは変わらない。笑えるような話もするし、チームが活力を取り戻すためにやらなければいけないことをしている。みんなで一丸となってコミュニケーションを取るのが僕たちのカルチャーだ。それはこれからも変わらない」