ケイド・カニンガム

スピードではなく、IQとスキルで勝負するタイプのガード

今年のNBAドラフトは現地7月29日に行われる。現時点で今年の全体1位指名権を保持するピストンズは、オクラホマ州立大からアーリーエントリーした、ガードのケイド・カニングハムを指名するのではないかと言われている。

カニングハムは、大学1年目のシーズンに平均20.1得点、6.2リバウンド、3.5アシスト、1.6スティール、フィールドゴール成功率43.8%、3ポイントシュート成功率40.0%というスタッツを残し、コンセンサスオールアメリカンファーストチームに選出された。

現役NBA選手の中では、マーベリックスのルカ・ドンチッチ、クリッパーズのポール・ジョージ、セルティックスのジェイソン・テイタムと比較されることが多く、今年のドラフトにエントリーしている選手の中でも、オールラウンダーとして非常に高く評価されている。

ガードながら201cmのサイズを誇り、視野も広く、バスケットボールIQも高い。加えて3ポイントシュートも苦にせず、キャッチ&シュートも得意とするなど多彩なオフェンススキルを持ち、どこからでも点が決められる。爆発的なスピードを備えているタイプではないものの、NBAレベルに1年目から順応し、ピストンズのバックコートを引っ張るのではないかと評価されている。

長年低迷期を過ごし、なかなか再建が進まないピストンズにとって、カニグハガムが救世主になる可能性はある。29日のドラフトで、カニグハガムの名前が最初に呼ばれるかどうか、注目したい。