キャリアハイ更新のハーター「このチームは特別」
現地20日にフィラデルフィアで行われた東カンファレンスセミファイナル第7戦は、ホークスが103-96で勝利し、2014-15シーズン以来となるカンファレンスファイナル進出を果たした。
この日はエースのトレイ・ヤングが序盤からシュートタッチに苦しんでいたものの、伏兵のケビン・ハーターがチームハイの27得点に加えて7リバウンド3アシストを記録。ヤングも第4クォーター終盤に勝利を手繰り寄せる3ポイントシュートを成功させたが、勝負を決めたのはハーターだった。93-92で迎えた残り時間54秒、3ポイントシュートを狙った際にマティース・サイブルからファウルを誘ったハーターは3本のフリースローをすべて成功させ、ホークスを勝利に導いた。
試合後のインタビューで、ハーターは「アグレッシブにやれた。試合序盤から良い形でプレーしたかった。今回のシリーズでは、この会場で良いプレーができていなかった。相手もアグレッシブに来ることは分かっていたからね。第1クォーターを乗り切れたし、第4クォーターになれば、ウチにはクローザーがいるから」と、プレーオフでのキャリアハイを更新した試合を振り返った。
「今シーズンは負傷者が多くて、今もプレーしたくても出られない選手がいる。だから、誰かがステップアップしないといけない。このチームは特別。敵地での第7戦、しかもこの会場で勝てたのは、僕たちにとって本当に大きい」
ホークスは、3月に前ヘッドコーチのロイド・ピアースを解任し、チームをネイト・マクミラン暫定ヘッドコーチに託した。ハーターは、マクミランの存在について「タフネス、自分たちの力を信じるように教えられた」と語る。「僕たちは若いチームで、ナイーブになってしまう部分もあるけど、いつだって勝てると信じている」
カンファレンスファイナルでは、優勝候補のネッツを撃破したバックスと対戦する。怖いもの知らずのホークスが、ヤニス・アデトクンボらを擁するバックスを相手にファーストラウンドから続く『下克上』達成となるか注目だ。