ハリス「チームの闘争心と根性を見ることができたよ」
セブンティシクサーズが2勝3敗と崖っぷちで迎えたホークスとのプレーオフ東カンファレンスセミファイナル第6戦は、104-99でシクサーズが勝利し、シリーズは『GAME7』にもつれることとなった。
第4戦、第5戦と2桁リードを奪いながらも、逆転負けを喫したシクサーズは、この試合でもホークスのペイントアタックを止めることができずに、開始6分で8-20と12点のビハインドを背負う展開に。それでもセス・カリーの3ポイントシュートにタイリース・マクシーの連続得点で7-0のランで点差を縮めると、47-51で試合を折り返した。
4点ビハインドで迎えた後半、セスとジョエル・エンビードによる連続3ポイントシュートで開始早々に逆転に成功。この日はシュートタッチが良かったセスが第3クォーターだけで3ポイントシュート5本中4本成功の14得点を挙げる活躍でチームを牽引した。その後、リードを広げてはホークスの猛攻を受け、最終クォーターの残り約2分にはトレイ・ヤングに3ポイントシュートを許し1点差まで詰められた。それでもエンビードが外したシュートを自らリバウンドを取ってねじ込みリードを保つと、ファウルゲームで得たフリースローをシクサーズは確実に沈めることで勝利した。
この試合でシクサーズは、セスが3ポイントシュート9本中6本成功を含む24得点3リバウンド2アシスト、トバイアス・ハリスも24得点と5リバウンド2アシストを記録。エンビードが22得点13リバウンド1アシスト2ブロック、ベン・シモンズが6得点9リバウンド5アシスト、そしてベンチから出場したマクシーが16得点7リバウンドを挙げて勝利に貢献した。
ハリスは試合後に「チーム全体の闘争心と根性を見ることができたよ」と振り返った。第2戦と3戦で連勝し、2勝1敗とリードを奪っていたにもかかわらず、その後の2試合で逆転負けを喫したことについて、「あの2敗はチームに響いたよ」と語った。「それでもシリーズが終わったわけではなかったから、集中力を切らさないようにしないといけなかった。僕たちは、ただただ集中することにフォーカスしたよ」
シクサーズの大黒柱、エンビードは『GAME7』に向けて、「今日よりも良いプレーをするよ」と意気込みを語った。「ホームのファンの前で勝つ準備はできている。今日と同じメンタリティを持って、48分間気を抜かずに戦うよ。ポゼッションを奪って、ボールをシェアしていけば僕たちのバスケットは上手くいく」
一方、ゲームハイの34得点を挙げたものの敗れたホークスのヤングは、「今日は彼らが第7戦に持ち込むためのゲームを成功させた。今までの勝敗はもう関係ない。両チームとも勝つか、家に帰るかのどちらかなんだから」とコメントした。