エドワーズ21得点、比江島15得点、金丸14得点とオフェンス爆発
バスケットボール日本代表はフィリピンで行われている『アジアカップ2021予選』でチャイニーズ・タイペイと対戦した。
日本のスターティングメンバ―は田中大貴、比江島慎、金丸晃輔、ギャビン・エドワーズ、シェーファー・アヴィ幸樹。この5人が完璧に機能し、日本が先手を取る。
ディフェンスでは1対1で抜かれず、相手のピックに対してもスイッチしてズレを作らせない。こうしてタフショットを強いては速い攻めに転じた。オフェンスのプレー判断、内外のバランスも良く、ボールを動かしてギャビン・エドワーズがインサイドのミスマッチを突き、ここに相手の警戒が寄ればインサイドアウトから金丸のアウトサイド、エドワーズからシェーファーへの合わせ、そして比江島のペネトレイトと相手ディフェンスを手玉に取り、試合開始5分で16-2と大量リードを奪った。
日本代表がセカンドユニットに代わると、日本のプレッシャーに慣れたチャイニーズ・タイペイの得点が動き始めたが、日本のオフェンスは引き続き好調。ベンドラメ礼生がボールプッシュし、辻直人の3ポイントシュート、ゴール下に飛び込む竹内譲次への合わせが決まり、第1クォーターからフィールドゴール15本中11本成功とオフェンス爆発の日本が25-16とリードした。
エドワーズをベンチに戻すとゴール下でのアドバンテージがなくなり、流れはチャイニーズ・タイペイに傾く。1ポゼッション差まで詰め寄られてタイムアウトを取ることに。それでもここでディフェンスを立て直すと、比江島がフリースロー2本に3ポイントシュート連続成功、さらにエドワーズのダンクをアシスト。ここからエドワーズ、辻、比江島と3ポイントシュートが立て続けに当たり、52-38と突き放して試合を折り返した。
後半頭からスタメンの5人を使い、2分足らずで7-0のランと再びの堅守速攻で相手を突き放す。ベンドラメ礼生からシェーファーへの良いアシストが続き、張本天傑も中国戦に続いて攻守にハッスルする。試合序盤に相手の肘を顔に受けてプレータイムが短くなっていた金丸も、自分のリズムで放つ3ポイントシュートをきっちりと沈めた。こうして第3クォーターを28-10と圧倒。この時点で勝利を確実なものとした。
第4クォーターの立ち上がりには攻守にやや強度が落ちたが、それでもメンバーを入れ替えながら若手の多いチャイニーズ・タイペイに流れは明け渡さず。このクォーターも上回り、最終スコア98-61で勝利した。