レブロン・ジェームズ

写真=Getty Images

クーズマも称賛「すでに何回か彼が先に来ていた」

レブロン・ジェームズ加入により大幅な躍進が期待されるレイカーズだが、すでに彼の存在はあらゆる面でチームにプラスの影響を与え始めている。その一つが練習に対する姿勢だ。

「彼はチームにインパクトを与えてくれる」と語ったのはNBA2年目のシーズンを迎えようとしているカイル・クーズマ。最近、自主練習のために練習場に行った際にレブロンと顔を合わせ、新シーズンに向けて軽く言葉を交わしたという。

クーズマは、33歳で誰よりも実績のあるレブロンが一番早く練習場に来ていたことに驚き「彼は真のプロフェッショナルだね」と、その姿勢を称える。「練習場に最初に来る一人だし、帰るのも最後。これまでは、『誰よりも早く練習場に来る選手は僕だ』と言ってきたけれど、すでに何回か彼が先に来ていたことがあった」


練習場に誰よりも早く来ていても、必ずしもそれが誰よりもハードワークをこなしている、ということにはならない。だが、レブロンの練習、コンディション調整、身体のケアに対する姿勢は一貫しているし、徹底されている。オールスター選出14回、NBA優勝3回、シーズンMVP受賞4回、NBAファイナルMVP受賞3回を成し遂げている選手が自分よりハードワークしている姿を見れば、若い選手にはこれ以上ない刺激となる。

これこそ、球団社長のマジック・ジョンソンがレブロン獲得を強く希望した理由に他ならない。どれだけ才能に恵まれても、どれだけ成功を収めても、日々の努力を怠らず、継続することの大切さを行動で示せる選手は滅多にいないからだ。

トレーニングキャンプまであと約1カ月に迫った中、レブロン・ジェームズによる『ヤング・レイカーズ』の意識改革は、本人が意図するかしないかを別にして、すでに始まっている。