チャンピオンシップ進出に満足せず、『さらに上』を目指す
大阪エヴェッサは今日、天日謙作ヘッドコーチが2021-22シーズンもチームの指揮を執ることを発表した。2019年夏、9年ぶりに大阪のヘッドコーチに復帰した天日は、「Bリーグで最も展開の早い、スピーディーなバスケを」を掲げて、Bリーグになって戦力は整っているにもかかわらず3シーズン連続で勝率5割を切っていたチームをステップアップさせ、今シーズンにはチャンピオンシップ進出へと導いた。
それでも今シーズン前半は自身の病気でチームに帯同できず、リモートで指導をしながらアシスタントコーチの竹野明倫にチームの指揮を任せた。体調面に不安があっただけに、来シーズンも天日が指揮を執るのは大阪にとっては朗報だ。
「来シーズンも再び大阪エヴェッサと共にシーズンを戦うことになりました。今シーズンの結果をステップアップにし、来シーズンは『優勝』を目標に皆様と戦って参りたいと思います」と、クラブは天日コーチのコメントを発表している。
今シーズンは若手へと切り替え、主力にケガ人を出しながらもチームは成功を収めた。なかなかプレータイムを勝ち取ることができなかった駒水大雅ジャック、土屋アリスター時生、藤本巧太、遠藤善を、さらにはギャレット・スタツとジョシュ・ハレルソンを自由交渉選手リストへ公示。来シーズンのさらなる飛躍に向け、今夏には大きな補強をする気配を見せている。
天日コーチのコメント通り、チャンピオンシップ進出に満足せずにリーグ優勝を目標とするチームへとステップアップできるか。『東高西低』が続くBリーグの勢力図を変える、西地区の雄となる期待がエヴェッサには寄せられる。