制限付きFAになるロンゾ・ボールの残留を希望
ペリカンズは西カンファレンス11位で2020-21レギュラーシーズンを終えた。
現地5月17日、シーズン最後の会見でザイオン・ウイリアムソンは「残念でないと言ったら嘘になる」とプレーイン・トーナメント進出を逃したことへの心境を明かした。
「あと少しのところだったとは言えない。現実は非常に残念なもので、僕たちはプレーイン・トーナメントに勝ち進むことができなかった。それでも、これから成長しないといけない。僕は現実的だからね」
ザイオンは、NBA2年目の今シーズンは61試合に出場し、平均27.0得点、7.2リバウンド、3.7アシストを記録。シーズン後半戦からはメインのボールハンドラーを任され、あらためて多彩ぶりを発揮した。
実際に、ザイオンがハンドラーを務めてからペリカンズのオフェンスは活性化した。2月から3月の平均得点はリーグ2位の118.4得点で、ヘッドコーチのスタン・ヴァン・ガンディも、ザイオンをハンドラーとして起用し続ける案を明かしていた。
そうなると、ポイントガードのロンゾ・ボールの役割が不透明になりかねない。ボールは今年のオフに制限付きフリーエージェントになるため他チームに移籍する可能性があるが、ザイオンはボールの残留を希望している。
「僕とブランドン(イングラム)、それにロンゾは素晴らしい関係性なんだ。僕はロンゾに残ってもらいたい。彼も僕の気持ちを分かっているよ」
「もし彼が残るのならうれしい」ともコメントしたザイオンだが、NBA選手が直面する現実も理解している。「でも、ロンゾも大人だし、彼にとってベストな決断を下すことになる。僕には、残ってもらいたいとしか言えない」
ザイオンのNBA2年目のシーズンは早くも終了となったが、これからの彼の成長と活躍に期待したい。