レブロンの移籍でレイカーズファンは急増するか?
レブロン・ジェームズのレイカーズに移籍により、王者ウォリアーズ対レイカーズの一戦は、来シーズンの目玉カードの一つになった。
今でこそベイエリアはウォリアーズファンが大半を占める地域だが、ステフィン・カリーによれば、数年前までは、レイカーズ戦になると本拠地オラクル・アリーナ内の雰囲気も普段と違ったという。カリーは『AP』に「自分がリーグでプレーするようになった頃は、オラクルでのレイカーズ戦は盛り上がっていたんだ」とコメント。またカリーは、来シーズンの対戦では『隠れレイカーズファン』が増加するとも予想した。
「レイカーズファンに変わるファンもいるだろうし、オラクルに潜り込もうとするレイカーズファンも増えると思うよ。でも、今は自分たちがトップなわけで、ベイエリアとダブネーション(ウォリアーズファンの愛称)と一緒に、今後も彼らには勝ち続けたい」
確かに、カリーが1年目の2009-10シーズンはレイカーズが2連覇を達成したシーズンで、当時のNBAはコービー・ブライアントが全盛期のレイカーズを中心に回っていた。その後コービーは度重なるケガにより離脱する時期が増え、優勝メンバーの移籍も続いた影響によりレイカーズは衰退し始め、カリーの成長とともにウォリアーズが立場を逆転させた。
まだ2018-19シーズンの日程は発表されていないが、10月12日にはサンノゼのSAPセンターでレイカーズ対ウォリアーズのプレシーズンゲームが予定されている。主力は調整程度しかプレーしないだろうが、すでにチケットはソールドアウトで、ベイエリアでのレイカーズファンがどのくらい増えるかの指標になるだろう。
レブロンがキャバリアーズに所属した昨シーズンまでは、レギュラーシーズン期間中に2回しか見られなかったレブロン対ウォリアーズだったが、レイカーズとウォリアーズは同じパシフィック・ディビジョンに所属しているため、ホームとロードでそれぞれ2試合ずつ、合計4試合が行なわれる。レギュラーシーズン、プレーオフでの対戦もさることながら、この1年でどれだけダブネーションからパープル&ゴールドに鞍替えするベイエリアのファンが現れるかにも注目したい。