レブロン・ジェームズが子供たちに「自転車での移動を進める」理由とは?

2018/08/07
NBA&海外
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レブロン・ジェームズ

写真=Getty Images

「幼い頃の経験が自分の成功に繋がった」

レブロン・ジェームズが地元アクロンに設立した『I PROMISE School』は、革新的な教育機関として注目を集めている。授業料無料はもちろんのこと、全生徒に朝食、昼食、軽食付きで、食事を得るのも難しい経済状態の両親が利用できるフードバンクを設置するなど、レブロンは永続的にこれからの時代を担う子供たちに、平等に教育を受けられる環境を整えた。

また、全生徒に無料で自転車とヘルメットも進呈されるのだが、このアイディアはレブロンの幼少期の経験が生かされているという。『Wall Street Journal』とのインタビューを受けたレブロンは、自転車の進呈について聞かれた際、「すべてのアイディアは、幼い頃の経験、自分の成功に繋がったと思っていることから生まれたものなんだ」と語った。

「自転車は、小さい頃の自分にとって、街を見て回れる唯一の方法だった。友達にも会いに行けて、街中を見て回れる。学校への移動手段でもあったし、バスケットボールをプレーしに行くときの移動方法でもあった」

自転車は、レブロンに自由を与えた。家庭環境に恵まれなかったレブロンは、先週『CNN』とのインタビューに応じたときも、自転車があったおかげで自分が住んでいた地域から離れ、白人が住むエリアにも移動し、異なる文化を学べたと話した。

「彼ら(白人)について学べたし、彼らも僕のことを分かってくれた。良い友人になれたんだ」

家庭環境が子供の成長に与える影響は大きい。さまざまな人種が共存しているアメリカでは、特にその傾向が強いはずだ。レブロンは、黒人社会というコミュニティの外に出て、異なる人種と交流してアイデンティティを形成してきた。彼は生徒たちにも自分の足で行動範囲を広げ、見聞を広めてもらいたいと考えている。