ヨキッチ「世の中がビッグマンの存在を忘れていなくて良かった」
現地19日に行われたグリズリーズvsナゲッツの一戦は、ダブル・オーバータイムの末にナゲッツが139-137で勝利し、3連勝を記録した。
ダブル・オーバータイム終盤の勝ち越し3ポイントシュートを含む47得点15リバウンド8アシストをマークしたニコラ・ヨキッチに関して、試合後ナゲッツのほぼ全員が「MVP」と称賛。ウィル・バートンが「彼こそMVP」と言えば、ヘッドコーチのマイケル・マローンも「ニコラは本当に素晴らしい選手だ。彼の自信はこれまでの経験からきている」と絶賛した。
「チームのベストプレーヤーが誰よりもハードワーカーなら、その価値は計り知れない。彼はストレッチでも、ウォームアップでも、誰よりも率先してやっている。それが彼という選手なんだ」
今シーズンのMVP候補と言われるヨキッチは、試合後の会見でMVPレースについて聞かれると「このリーグには良い選手がたくさんいるからね」と謙遜した。「すごくハードにプレーする優秀な選手が多い。それが僕の答えかな」
2000年のシャキール・オニール以降、センターのMVPは誕生していない。今シーズンはヨキッチ、セブンティシクサーズのジョエル・エンビードもシーズンMVP候補と言われている。そして、ヨキッチは「世の中がビッグマンの存在を忘れていなくて良かった」と笑った。
「まだ僕たちみたいな選手も人気があるってことだね。現代のNBAはスモールボール全盛だけれど、ビッグマンにだって色々なことができる」