オフェンスの起点であり、14.6得点を挙げるエースを欠くことに
レバンガ北海道は4月14日の新潟アルビレックスBB戦でケガをしたジョーダン・テイラーが、右膝内側側副靱帯損傷であることを発表した。全治には2~3カ月を要するため、今シーズンの復帰は絶望となる。
新潟とのアウェーゲーム、2点ビハインドで迎えた第4クォーター残り4分の場面でアクシデントは起きた。ディフェンスの場面で、倒れた中野司に巻き込まれる形で転倒。足を引きずりながら続くオフェンスに参加したものの、相手のプレッシャーをかわすことはできず、そのまま交代となった。エースを失ったチームはラスト4分間で8得点と反撃の力を削がれ、最終スコア73-81で敗れている。
北海道では内田旦人が右肘脱臼で長期戦線離脱中。ジャワッド・ウィリアムズも右膝の靭帯損傷で今シーズン絶望となっている。インカレ得点王の山口颯斗も捻挫で欠場が続く。この新潟戦では左足を痛めていた橋本竜馬が半月ぶりに復帰したばかりだったが、今度はテイラーを欠くことになった。
テイラーは今シーズンに加入したポイントガードで、ゲームの状況を読みながら若手が多いチームメートの持ち味を引き出し、なおかつ自らも1試合平均14.6得点を挙げている。彼が起点となる形が北海道のオフェンスの軸だっただけに、影響は大きい。ここまで14勝38敗で東地区で最下位に沈む北海道だが、残る試合では残るポイントガード陣のオフェンス面での奮起が求められる。