指揮官カーも脱帽「本当にクレイジー。たまに理解に苦しむよ」
現地11日、ウォリアーズのステフィン・カリーがウィルト・チェンバレンが保持していた大記録を更新した。
ナゲッツ戦で18本中10本の3ポイントシュートを含むフィールドゴール24本中14本を決めたカリーは53得点を記録し、通算1万7818得点に到達。チェンバレンがウォリアーズ在籍時に記録した1万7783得点を上回り、球団歴代最多得点記録を更新した。
試合後のインタビューで、カリーは「ウォリアーズの歴史には多くの選手が貢献している訳で、そのリストの中で一番上に自分の名前が載るのは特別で、光栄なこと」と語った。
試合前の時点でチェンバレンの記録まであと19点に迫っていたカリーは、第1クォーターだけで21得点をマークし、あっさり記録を更新。このパフォーマンスには指揮官のスティーブ・カーも驚きを隠せず、「第1クォーターに記録を更新するとは思っていなかった」と語った。
「彼なら今日の試合で19得点を決めるのは分かっていたが、まさか第1クォーターとはね。彼がやっていることは信じられないことばかりだ。彼のようにシュートが打てる選手はいない。どういう状況であっても、どこからでも、ディフェンダーがついていても、いつでも打てる。本当にクレイジーだ。たまに理解に苦しむよ」
そして、カリー自身も第1クォーターで記録を更新できると思っていなかったと語った。「(記録更新に)近づくに連れてゾーンに入ったような状態になっていた。良いスポットでシュートを打てるようにトライした。でも、第1クォーター中にやれるとは思っていなかった」
「チェンバレンの名前を聞くと、その記録のすごさに怯んでしまうことがある。僕の場合は今抜いたわけだけれど、本当に信じられない」