リチャード・ソロモン

大麻取締法違反容疑で選手が逮捕されるのは今シーズン2件目

富山グラウジーズから『契約不履行が確認されたため、本人の申し出により』として契約解除されたリチャード・ソロモンが、大麻取締法違反容疑で逮捕されたことが明らかになった。富山の発表によれば、ソロモンが警察による家宅捜索を受けたのは4月6日。そして今日、逮捕となった。

家宅捜索を受けた後の話し合いで、ソロモンは合法の嗜好品であると説明。これを受けて、球団は選手の言葉を信じつつ捜査の行方を見守っていたが、クラブに迷惑をかけたくないという本人の申し出を受けて、双方合意の上で契約解除に至ったとのこと。

富山の高堂孝一社長はリリースの中で、「このコロナ禍において元気と勇気を届けることを念頭において今シーズンを戦ってまいりましたが、皆様の気持ちを裏切ってしまったことに対し重ねてお詫び申し上げます」とコメントしている。

ソロモンは今シーズン開幕前に富山に加入し、ここまで36試合でプレーしていたが、3月20日の試合を最後に欠場が続いていた。チームはここまで34勝17敗の東地区4位と、チャンピオンシップ進出を懸けて戦っているが、今後はジュリアン・マブンガ、ジョシュア・スミスの外国籍選手2人体制で戦うことになる。

ソロモンの契約解除により戦力が1枚欠けるが、これをコート外のトラブルとして意識を切り替え、試合に集中できるかが大きな課題となる。この週末は東地区で順位争いを繰り広げるサンロッカーズ渋谷を相手に、ホームゲームを戦う。

また、今シーズンにBリーグの選手で大麻取締法違反で逮捕されたのは、元広島ドラゴンフライズのジャマリ・トレイラーに続き2人目となる。