「やるべきことができていなくて、あまり眠れていない」
2014-15シーズンから6年続けてプレーオフに進出しているセルティックスは、ここ4シーズンで3度も東カンファレンスファイナルに勝ち進んでいる。しかし、今シーズンは前半戦から好不調の波があり、現地3月19日のキングス戦に96-107で敗れて3連敗を喫している。順位も20勝21敗で東の8位に落ち、9位のブルズとは1ゲーム差、10位のペイサーズとも1.5ゲーム差という状況に陥っている。
チームの中でも不振の責任を痛感しているのはジェイレン・ブラウンだ。個人としてはキャリアハイの平均24.4得点を記録しているものの、チームの勝利に貢献できていないことを嘆いている。キングス戦後の会見でもブラウンは「やるべきことができていなくて、あまり眠れていない」とコメントした。
「僕の仕事はチームメートを鼓舞して、バスケットボールをプレーすること、勝つためにハードにプレーすること。でも、今はそれができていない。これは僕にとっての試練で、シーズン開幕前から受け入れていることなんだ。リーダーとして、もっと良い仕事をしないといけない」
「フィジカル的な問題なのか、それとも精神的な問題なのかは分からないけど、勝てた試合もあったのに、第4クォーターで落とした試合もあった。第4クォーターは勝負がかかる場面なのに、僕たちはチーム一丸となって戦えていない」
「リーダーとしてチームをまとめる方法はいろいろとあって、今はこれまでと違う方法を試している。僕も学びながら成長して、対応していく。チームを上手に導けていなくて、あまり眠れていない」
戦績が伴わなければ様々な憶測も出てくる。セルティックスを率いるブラッド・スティーブンズの周辺では、インディアナ大学のバスケットボール部ヘッドコーチ就任の噂も聞こえ始めた。雑音をかき消すには、コートで結果を残すしかない。このままズルズルと後退するのか、それとも踏みとどまるのか。セルティックスは正念場を迎えている。