今シーズンはB2の佐賀、仙台、福岡でプレー
昨日、アレックス・カークのインジュアリーリスト入りを発表したアルバルク東京は、ジャマール・ソープの加入を発表した。
2014-15シーズンにリンク栃木ブレックス(現在の宇都宮ブレックス)と契約して初めて日本でプレーしたソープは、レバンガ北海道やサンロッカーズ渋谷、大阪エヴェッサに川崎ブレイブサンダースでB1でのプレーを経験。B2やB3でも様々なクラブに所属してきたジャーニーマンだ。
日本でのプレー歴が長いソープは、今シーズンの開幕を佐賀バルーナーズで迎え、仙台89ERS、ライジングゼファーフクオカと移籍しながら計40試合に出場とフル回転している。豊富な運動量とアグレッシブなプレーでインサイドを支えるとともに、チームに勢いを与えてくれる選手であり、これまでもケガ人が出て非常事態となったチームと契約し、立て直しに尽力してきた。
アルバルク東京はチーム内で新型コロナウイルスの感染者を出すなどトラブルが相次いでコンディション調整に苦しみ、本来のパフォーマンスを出せない苦しい時期が続いている。現在は25勝17敗で東地区5位タイ。ここから調子を上げなければチャンピオンシップ進出も逃す厳しい状況だ。しかも天皇杯の準決勝ではカークを強行出場させるも勝てず、カークは長期離脱となってしまった。
ソープはクラブを通じて「チャンピオンチームの目標達成に向けてエネルギー溢れるプレーで勝利に貢献したいと思います」とコメントしている。インサイドの大黒柱であるカーク、エースの田中大貴が揃って離脱する今がどん底。ここからチームを上向かせるためのエネルギーをソープがもたらすことができるかに注目したい。