「ネッツはクリッパーズ時代を思い出す」
現地3月10日、ネッツと今シーズン終了までの契約を結んだブレイク・グリフィンが入団会見で新天地での抱負を語った。
今シーズンの開幕をピストンズで迎えたグリフィンは、契約バイアウトに合意してフリーエージェントになり、優勝候補ネッツへの移籍を決断した。2月12日のセルティックス戦からプレーしていないが、グリフィンは「ケガはない」とコンディションの良さをアピール。ネッツへの移籍を決めた理由は「お互いに関心があった」と説明した。「チームはフロントコートの選手、繋ぎ役になれる選手を探していた。自分にとって重要だったのは、意味のあるバスケットボールをすること。プレーオフで戦える環境、それから優勝を目指すことだ」
「ピストンズでの目標はプレーオフ進出で、僕たちは2年前にその目標を達成できた。それは素晴らしいことだけど、僕の目標は優勝であってこの考えは変わらない。コートに立てば、いつだって勝利を目指す。どんな形ででも貢献したい」
レジェンドのスティーブ・ナッシュが率いるネッツは、ケビン・デュラント、ジェームズ・ハーデン、カイリー・アービングの『ビッグ3』が中心のチームで、グリフィンは彼らを支える側に回る。全盛期を過ぎたとはいえ、グリフィンはピック&ロールから良い形でのオフェンスを作り出す能力に磨きをかけ、パワーフォワードとしての新境地を開拓してきた。
グリフィンは「クリッパーズ時代を思い出す」と新たな環境について語った。「これまでは一人でチームを引っ張っていたなんて言うつもりはないけれど、ピストンズは若いチームだったし、メンターとしての役割もあった。でも、このチームは経験豊富なベテランが揃っていて、クリッパーズ時代を思い出す。今日の練習に参加しただけでも、そういうフィーリングがあった」
「最終的な目標は言うまでもない。大きな目標については全員が理解している。そういう目標を持ってやれることがうれしい」