ラマーカス・オルドリッジ

「今回の件はクラブと彼にとってwin-winの話でしかない」

2020-21レギュラーシーズン後半戦が始まった現地3月10日、スパーズがラマーカス・オルドリッジのトレード先を探していることを明らかにした。

指揮官のグレッグ・ポポビッチはマーベリックス戦前の会見で、オルドリッジと今後について話し合い、トレード成立に向けて動いていると明かした。「ラマーカスのコンディションに問題はないが、これからチームに合流する予定はない。彼とは話し合い、他チームでの機会を見いだす形で合意した」

2015年のオフにフリーエージェントとなり、トレイルブレイザーズからスパーズに移籍したオルドリッジは、在籍6年で376試合に出場し、平均19.5得点、8.0リバウンド、2.0アシスト、1.3ブロックを記録している。

今シーズンは21試合(先発18試合)に出場し、平均13.7得点、4.5リバウンド、1.7アシストを記録。現在スパーズは西カンファレンス7位につけているが、世代交代の時期を迎えているため、オルドリッジはより多くの出場機会を得られ、優勝が可能な環境でのプレーを求めたのだろう。

「彼はチームの一員として素晴らしい選手だ。何の問題もない。今回の件はクラブと彼にとってwin-winの話でしかない。良い話が出てくれば、あとはフロント、それから代理人との話し合いになるが、お互いに前に進む」と、ポポビッチは円満関係を強調した。

『ESPN』によれば、スパーズにオルドリッジの契約をバイアウトする考えはないという。35歳になり、全盛期は過ぎたとしても、その実力と経験は折り紙つきだ。現地25日のトレードデッドラインまでに良いオファーが届くかどうか注目したい。