馬場雄大

第3クォーターにはスティールからの速攻ダンクを決める

馬場雄大が所属するメルボルン・ユナイテッドは、3月5日にニュージーランド・ブレイカーズと対戦し、87-84で接戦を制した。

馬場は先発で出場するも、ニュージーランドのエース、タイ・ウェブスターにピック&ロールから連続得点を許し、開始2分半でベンチに下がることに。その後もメルボルンは、平均20.7得点を挙げるウェブスターのペイントアタックや3ポイントシュートを止めることができずに追いかける展開が続く。

それでもメルボルンはオールコートからハーフコートへとディフェンスを切り替えて体制を整えることで、ニュージーランドのピック&ロールからの得点を留めることに成功。そしてディフェンスリバウンドやスティールからの速攻で逆転に成功し、その後は拮抗した戦いが続く。

44-44で迎えた第3クォーターの残り6分半。ニュージーランドがハンドオフでファンブルした隙を馬場は見逃さず、スティールからの速攻ダンクを決めた。ここでメルボルンが勢いをつかむかと思われたが、ニュージーランドにタイムアウトを取られ、ペースをつかむことができなかった。

こうしてリードチェンジを繰り返す時間が続いたが、最終クォーターの残り6分から試合が動き出す。ニュージーランドの運動量があるディフェンスに苦戦し、個人技が多かったメルボルンだが、ここから相手のディフェンスの裏を突いたセットプレーで連続得点すると、残り3分にはリードを2桁にまで広げた。終盤にはニュージーランドのオールコートプレスにハマり連続失点を許したが、最後まで逃げ切り87-84で勝利した。

馬場は各クォーターの頭ではコートに立ったものの、5分もたたないうちにベンチに下がり、14分26秒の出場でフィールドゴール3本中1本成功の2得点と1スティールに留まった。ここまで平均9.6得点を挙げている馬場には物足りない数字だが、次戦に期待したい。