ジョシュア・スミス

写真=B.LEAGUE

ドナルド・ベックの下で新しいスタイルを築く

富山グラウジーズがジョシュア・スミスの加入を発表した。スミスは208cm138kgの巨体を生かしてゴール下を支配する重量級センター。昨夏に京都ハンナリーズに加入し、主力選手として58試合に出場。平均24分プレーし、16.8得点を記録した。その巨体で走るバスケは厳しいが、インサイドで揺るぎない核となれる存在だ。

富山はこのオフにチームを刷新。船生誠也や阿部友和といった実力者を獲得し、さらにヘッドコーチには昨シーズン途中まで女子のトヨタ自動車アンテロープスを率いていたドナルド・ベックの招聘に成功した。トヨタ自動車アルバルク時代にNBL優勝の経験もあるベックの下、司令塔でありエースである宇都直輝を中心とするスタイルがどう変化するのかは興味深い。

ジョシュア・スミスはクラブの加入リリースで「昨シーズンのように富山でも成功を収めたいと思います。すでにベックコーチとは話をして、どのようなバスケットをするのか共有しています」とのコメントを発表している。

また富山はポーランドでプレーしていた19歳のガード、関口サムエルの獲得も発表している。

変革のシーズンを迎えた富山、宇都とスミスというBリーグの中でも突出した『個性』を軸としてどんなチームになっていくのか楽しみだ。