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『ロサンゼルスの覇権争い』をルー・ウィリアムズが煽る
この夏のロサンゼルスは、レイカーズ加入を決めたレブロン・ジェームズの話題一色となっている。しかし、この街にはもう一つのNBAチームがあることを忘れてはならない。
レイカーズが低迷期にあったここ数年、「LAはクリッパーズのもの」と豪語するファンは少なくなかった。レブロンの加入が決まった時点でレイカーズの名門再建は果たされたと見る者もいるが、クリッパーズがそれを認めるはずはない。
「自分たちの方が上」と主張するのはルー・ウィリアムズだ。『TMZ Sports』の取材に応じたウィリアムズは「自分がクリッパーズに加入してから、レイカーズには負けていない。だから、彼らが実際に力を証明するまでは自分たちの方が上だ」と語った。
実際、昨年のオフにクリッパーズに移籍したウィリアムズは、昨シーズンの3度のレイカーズ戦に出場し、すべて勝利している。
クリッパーズはこの1年で、クリス・ポール、ブレイク・グリフィン、ディアンドレ・ジョーダンというコアメンバーを失った。再建期に入ったクリッパーズがチームとして形になるにはまだ時間がかかるだろうが、ロサンゼルスの覇権がかかる『LA決戦』は、他の試合とは一線を画する。レブロンを中心に名門復活プロジェクトを本格始動させるレイカーズとの対戦ともなれば、昨シーズンのシックスマン賞に選出されたウィリアムズも、これまで以上に気合を入れて臨むはずだ。レイカーズが名門復活を果たし、レブロンが再び頂点を目指す上で、ロサンゼルスの覇権争いは最初の課題となりそうだ。