ポール・ジョージはモラントについて「デリック・ローズのようだ」
現地2月25日、西カンファレンス9位のグリズリーズが、2位のクリッパーズを122-94で下し、連敗を2で止めた。
グリズリーズはタイアス・ジョーンズがベンチからの出場でキャリアハイの20得点を挙げると、ディロン・ブルックスが19得点、ヨナス・バランチュナスが16得点15リバウンド、ジャ・モラントが16得点7アシストを記録。チーム全体のアシスト数でも27-19と上回ったように、グリズリーズはバランス良いオフェンスを展開し、第1クォーターこそ24-27とビハインドを背負ったが、その後はすべてのクォーターで上回り快勝を収めた。
また、今シーズンの3ポイントシュート成功率42.2%のクリッパーズを、この試合では成功率35.3%の34本中12本の成功に留めることに成功。さらにクリッパーズから14本のターンオーバーを誘発し、そこから17得点を奪うなど、相手にリズムを与えないディフェンスを展開した。
グリズリーズの指揮官テイラー・ジェンキンスは「3ポイントシュートを抑えることをチームには強調した」と試合後に振り返った。「クリッパーズは高確率で決めてくるから、アウトサイドからのキャッチ&シュートを阻止したかった。今日は34本も打たせてしまったが、我々はもっとそこの部分を改善することができる」
アグレッシブなドライブや、その身体能力の高さでクリッパーズのディフェンスを翻弄し、チームを牽引したモラントは「今日は僕たちのエネルギーがコート上に満ち溢れていた」とコメント。「僕たちはハイレベルなプレーをすることができた。ボールマンについている時も、チームメートが後ろで支えてくれているし、それを感じることができた。そういうプレーが相手の勢いを止めて、今日は速いバスケットができたんじゃないかな」
モラントが言うように、グリズリーズはファストブレイクポイントで21-4と圧倒した。クリッパーズのポール・ジョージは「彼らはウチの勢いを止めてきた」と言う。「ディフェンスではフロアを収縮させていた。特に彼らのような若いチームにトランジションバスケをさせてしまうと恐ろしいことになる。彼らはよく走っていたし、身体能力の高さを見せつけられたよ」
こう語ると、ジョージはモラントについて「彼のプレーを見るのは楽しいね」と話した。「彼は身体能力がとても高くて、才能もある。他に説明なんていらない。彼の瞬発力と才能、機動力や空中感覚はデリック・ローズのようだ。モラントはハイライトプレーを見せたと思ったら、またすぐにハイライトプレーを披露する」
グリズリーズはこれで戦績を14勝14敗とし、勝率5割復帰を果たしている。