ジャワッド・ウィリアムズ

写真=野口岳彦

与えられた役割をこなすオールラウンダー

今シーズンのBリーグを制したアルバルク東京がジャワッド・ウィリアムズ との契約継続を発表した。

ジャワッドはチームバスケットを重要視するA東京の中で、自分の役割を忠実にまっとうする仕事人だ。昨シーズンはレギュラーシーズン59試合に出場し、平均9得点3.5リバウンドを記録した。チームプレーを大事にするアンセルフィッシュな選手だが、ボールが止まった時には個人で打開できる力を持っている。また守備では高いバスケットIQとフットワークを駆使し、ミスマッチを厭わず、外国籍スコアラーをシャットアウトすることができる。

ジャワッドはクラブの公式ホームページで以下のようにコメントしている。

「2018-19シーズンもアルバルク東京のメンバーとしてプレーできることを大変嬉しく思います。この機会を与えていただき心から感謝しています。連覇に向けてチャレンジングなシーズンを共に戦って下さい。今シーズンもチームのサポート宜しくお願いします。」

選手の移籍が活発だった今シーズンのオフだが、A東京は今のところ大きな入れ替えはなく、2代目王者となったことを考えれば補強の必要性はそこまでないということだろう。ジャワッドと契約を継続したことも、今シーズンの方向性を貫き、よりプレーの質を高めていくということの表れなのかもしれない。

だが他チームが補強を進める中で何も手を打たないということは考えにくい。継続路線を進むA東京だが、残り2名の枠をどのような選手で埋めるのか、今後の動きにも注目だ。