モントレズ・ハレル

「その話が通るなら、ジャングルでは象が王様になる」

身長200cmのモントレズ・ハレルは、インサイドを主戦場とする選手にしては小柄だ。

レイカーズが112-104で勝利した現地2月16日のティンバーウルブズ戦で、ハレルは18分の出場で17得点6リバウンドを挙げ、±ではゲームハイのアレックス・カルーソに次ぐ+13を記録。ディフェンスでも自身より10cmも大きいカール・アンソニー・タウンズとマッチアップし、15得点6リバウンドに抑えてみせた。

体格差を感じさせないパフォーマンスを披露してチームの勝利に貢献したハレルは、試合後の会見で「僕は『小さいから戦えない』という話は信じていない」と言うと、ジャングルを例に出して、大柄な選手とインサイドで戦うことについて語った。

「もし『小さいから戦えない』という話が通るなら、ジャングルでは象が王様になる。でも、実際にはそうではない。僕はこのチームで他のみんなと同じようにハードに練習している。僕が誰にも屈しないことは、このリーグの誰もが知っているはずさ。体格のことは気にしないし、それは関係ない」

こうコメントすると、ハレルは「結局はカバーリングの問題だよ」とウルブズ戦を振り返った。「マルク(ガソル)と僕のカバーリングのやり方はちょっと違うんだけど、それによって僕たちはアンソニー・タウンズに快適にプレーさせないことができた。サイズの問題があったとしても、僕が引き下がることは絶対にないよ」

サイズの問題はどうにもならないが、ハレルはバスケットIQと機動力、そしてハードワークに徹することでサイズ不足を補っている。レイカーズにとってアンソニー・デイビスの欠場は痛手だが、昨シーズンのシックスマン賞に輝いたハレルの存在は頼もしい限りだ。