「チームを勝たせられる選手がMVPに相応しい」
現地2月14日、トレイルブレイザーズは敵地でマーベリックスと対戦し121-118で勝利した。
この日、注目が集まったのはデイミアン・リラードとルカ・ドンチッチのエース対決だ。ブレイザーズが第3クォーターを終えて103-91でリードしていた時点で、リラードは27得点、ドンチッチは34得点に達するなど、期待に違わぬマッチアップに発展。
さらに最終クォーターになるとドンチッチの猛攻もあり、残り32.8秒で116-116と白熱した展開に。しかし、ブレイザーズはクラッチプレーヤーのリラードがトップ・オブ・ザ・キー付近から、ステップバックしてのロング3ポイントシュートを決め、マブスを突き放す。最後はリラードとカーメロ・アンソニーが囮になって、逆サイドでフリーになったデリック・ジョーンズJr.が難なくゴール下からシュートをねじ込み決着をつけた。
34得点11アシストを記録したリラードは、ジョーンズJr.を生かしたラストプレーをこう振り返った。「ベンチからは『デイム、パスをもらえ!』という声と、『ボールを彼に戻したら相手のトラップにかかるぞ!』という声が聞こえてきた。僕もメロも、思わず笑ってしまったよ。メロとアイコンタクトした時にジョーンズJr.が素晴らしいカットを見せて、メロが最高のパスを出してくれた。勝負を決めた素晴らしいプレーだったよ。今日のような場面では、お互いを信頼できるかどうかが重要になってくる」
また、シーズンMVPレースについて聞かれると、リラードは「チームを勝たせられる選手がMVPに相応しい。僕はリーグのベストプレーヤーの一人と自負しているし、MVPレベルにいるとも思う」とコメントした。
マブスの指揮官リック・カーライルは、リラードのロング3ポイントシュートについて「あの場面ではダブルチームをするよう指示したが、聞こえなかったようだ。マスクのせいか、会場内の音響のせいか分からないが、コミュニケーションが上手くいかなかった」と悔しがったものの、「タフなシュートだったけど、リラードは今日のようなシュートは普段から決めている」とタフショットをねじ込んだリラードを称えた。