ニコラ・ブーチェビッチ

キャリア2回目のオールスターゲーム出場も視野に

マジックは現地2月5日のブルズ戦を123-119で勝利し、4連敗に終止符を打った。

勝利の立役者は、キャリアハイの43得点を記録したニコラ・ブーチェビッチだ。試合開始からチームが記録した15点中13点を一人で叩き出したブーチェビッチは、112-112の同点で迎えた第4クォーター残り1分44秒にスピニングフックショットをねじ込み、勝利の立役者となった。

試合後のコートインタビューでブーチェビッチは「序盤からアグレッシブにプレーできた」とキャリア最高のパフォーマンスを振り返った。「最近は負けが続いていて辛かった。フラストレーションを溜めていたのは、試合を見てもらえれば分かったと思う。今日は最後まで戦い、終盤には大事なフリースローも外さなかったから勝つことができたよ」

今シーズンは23試合に出場して平均23.4得点、11.5リバウンドの活躍を見せているブーチェビッチは、2018-19シーズン以来となるキャリア2度目のオールスターゲーム出場の可能性も出てきた。本人は「それがかなったら最高だね」とコメントしつつ、「妻からは『初出場より2回目の方が難しい』と言われたから、今のようなプレーを続けてチームを勝利に導きたい。今シーズンは素晴らしいプレーをしている選手が多いから、オールスターゲーム出場は厳しい競争になる」と続けた。

それでも「オールスターに出られたらうれしいけど、今はチームのことだけに集中している。できるだけ多く勝ちたいから」とチームファーストのブーチェビッチらしいコメントもしている。

マジックは9勝14敗で東カンファレンス11位。まだ上位との差は大きく開いていないが、プレーオフ争いに絡むにはここで踏みとどまる必要がある。コンスタントに勝利を重ね、個人スタッツを維持できれば、ブーチェビッチにとってキャリア2回目の球宴出場も現実味を帯びてくる。