髙田真希

「どこが相手でも日本のバスケットボールを」

昨日、東京オリンピックの5人制バスケットボール競技の組み合わせ抽選が行われた。女子日本代表はグループB、世界最強国にして前回大会王者のアメリカ代表、世界5位のフランス、ナイジェリアと同組となった。技術委員長を務める東野智弥は「厳しい組ではありますが、逆に言えば、グループを勝ち上がればリオオリンピックのときのように、準々決勝でアメリカと対戦することはなく、目標である金メダルに一歩近づける」とコメントする。

リオ五輪でベスト8になったチームからこの5年間を通じて日本代表を支え続ける髙田真希は、次のコメントを発表している。

「グループや対戦相手も決まり、より気合いが入りました。どこが相手でも日本のバスケットボールをやり遂げる事に変わりはありません。今は集まって合宿をする事が難しいですが、個々が置かれた状況の中でしっかりステップアップしていき、集まれた時に更に良い形となれるよう日々成長していきます」

「個人的には、予選でアメリカと戦える事に興奮しています」

前回のリオ五輪では準々決勝でアメリカと対戦し、前半だけとはいえ『世界女王』をも苦しめた。シックスマンとしてマルチな働きで日本を支えた髙田はこの時、26歳。選手として一番成長する時期にあった。そこから常に日本のトップを張り、選手としての成熟期を迎えた今、再びアメリカ代表を相手に自分の力を試すことができる。そこでどんなプレーを見せてくれるか、本人ならずとも興奮の一戦となる。