ジェームズ・ワイズマン

グリーン「彼がスタートだろうがベンチだろうが関係ない」

ウォリアーズは現地1月25日に行われたティンバーウルブズ戦を130-108で勝利し、連敗を2で止めた。

この試合で指揮官スティーブ・カーは、開幕からここまで先発センターとして起用していたルーキーのジェームズ・ワイズマンを外し、ケボン・ルーニーを先発に抜擢した。ルーニーは今シーズン初先発ではあったが、開幕以降はすべての試合に出場し、平均プレータイム14.4分で3.7得点を記録。この数字以上にディフェンス面での貢献度が高く、指揮官からの信頼も得ている。

指揮官カーは「我々がより良くなるためには、ディフェンスのマインドをもっと持たなければならない。この間のニックス戦(104-119)とジャズ戦(108-127)のディフェンス、特に第1クォーターの守備は本当に酷かった」とディフェンス面での変化をもたらすために、ルーニーを先発に起用したとコメント。

「我々は試合で勝つために戦っている。今日はルーニーが良い仕事をしてくれたし、彼らの役割を変えてみようと思ったんだ」と言うと、ワイズマンについて語った。「選手の成長とプレー時間がイコールだとは思わないし、その逆のこともある。育成は難しいけど、大事なのはゲームを理解して、学ぶこと。ベンチから試合を見て学べることだってある。彼は毎日成長しているよ」

一方、NBAキャリアで初めてベンチからのスタートとなったワイズマンは、16分の出場で13得点4リバウンド2ブロックを記録。負けが続く中で先発を外されたのだから、ショックを受けてもおかしくないが、ワイズマンは「これは成長するためのプロセスだと受け止めている」と試合後に語った。「ローテーションのこともあるし、先発から外れるのは悪いことじゃない。僕はベンチでより多くのことを学んでいるし、バスケット選手として成長するためには大切な経験だ。それにベンチからでも試合に出てインパクトを与えることはできるから、そこまでナーバスになっていないよ。この経験をプラスにするだけさ」

ドレイモンド・グリーンもワイズマンについて「彼がスタートだろうがベンチだろうが関係ない。彼はこのチームで最も重要な選手の一人なんだから」とコメント。先発を任されたルーニー自身も「ワイズマンとも少し話をしたけど、スティーブは役割を変えることが好きなんだ。それがウォリアーズのセンターのやり方だし、4、5試合後にはワイズマンが先発に戻っても誰も驚かないよ」と試合後に語った。

ワイズマン本人も、先発を外された不安より新たな役割を全うして、選手としてさらに成長する機会だと前向きにとらえている。ウォリアーズは現在9勝8敗で西カンファレンス8位につけており、彼らが王朝復活を成し遂げるためにはワイズマンの成長が鍵となる。

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