オースティン・リバース

「今のチームはみんなが知っているニックスじゃない」

今シーズンも低迷すると思われていたニックスが、開幕から8試合を終えて5勝3敗と大健闘している。

現地6日にマディソン・スクエア・ガーデンで行われたジャズ戦、ホームのニックスは前半の時点で18点のビハインド(26-44)を背負うも、後半を68-44で上回り112-100で勝利。3連勝を達成した。

この日のハイライトは、96-96の同点で迎えた第4クォーター残り4分16秒からオフェンスを引っ張ったオースティン・リバース。それまで9得点だったリバースは、試合終了までに4本立て続けに成功させた3ポイントシュートを含む14得点を最終クォーターだけで決め、クローザーとしての役割を担った。

先日もニックス再建をファンに約束したばかりのリバースは「自分はこれまでに弱いチームでプレーしたことがあったけれど、このチームは弱くない」と堂々とコメントした。

「シーズン終了をどの位置で迎えられるかは分からない。まだやらないといけないことも多い。でも、今のチームはみんなが知っているニックスじゃない」

指揮官のトム・シボドーも「今日のように乗った時の彼を止めるのは大変だ」と、リバースを称えた。「彼はタフな選手。精神的にも肉体的にもタフで、試合終盤にシュートを打つ勇気も備えている。今日の試合では、後半に何人もステップアップして、戦ってくれた」

ニックスはリバースがベンチから23得点を記録した以外にも、ジュリアス・ランドルが30得点16リバウンド7アシスト、エルフリッド・ペイトンが22得点8アシストの活躍で勝利に貢献した。