ジョン・ウォール

アキレス腱断裂の影響を感じさせない力強いプレーを披露

今シーズン開幕前にウィザーズからロケッツにトレードされたジョン・ウォールは、アキレス腱断裂から約2年ぶりの公式戦出場を果たして以降、ケガをする以前と同様のパフォーマンスを続けている。

1月2日にホームで行われたキングス戦でも28得点4リバウンド6アシスト3スティール2ブロックの大活躍でチームを引っ張り、ロケッツが102-94で勝利した。ウォール、エリック・ゴードン(21得点)、クリスチャン・ウッド(20得点15リバウンド)が20得点超えのプレーで勝利に貢献し、右足首の捻挫で欠場したジェームズ・ハーデン不在の穴を埋めた。

ウォールは、12月31日のキングス戦でも22得点を記録し、復帰からの2試合でトータル50得点をマーク。2年以上公式戦から遠ざかり、復帰2試合でトータル50点というパフォーマンスは、2001年のマイケル・ジョーダン以来だという。

ウォールは試合後「ケガに新型コロナウイルスと思わぬ出来事があったけど、ここまでのコンディションを取り戻すため、強い気持ちとともにハードワークをこなしてきた。自分が復帰して2勝0敗なんて、これ以上のスタートはないね」と語った。

守備でも貢献したウォールは「このリーグでプレーするようになってから、ポイントガードでは歴代最高のショットブロッカーだと思っている」と表情を変えずにコメント。「コンディションさえ良ければ、僕は優れたディフェンダーだよ」

ロケッツは4試合を終えて2勝2敗。ハーデンの去就問題は残ったままだが、ウォールがこの調子を維持できれば、西カンファレンスのプレーオフ争いを面白くする『ダークホース』となるかもしれない。