ポール・ジョージ

カワイ・レナードは負傷交代もクリッパーズが開幕連勝

昨シーズンに続いて開幕戦でレイカーズを撃破したクリッパーズは、続くナゲッツとのクリスマスゲームにも121-108で勝利し、連勝を飾った。

まだシーズン2試合目とはいえ、ディフェンディング王者、そして昨シーズンのカンファレンスファイナリストに続けて勝てたのは自信になる。しかもこの日の相手は、カンファレンスセミファイナルで敗れたナゲッツが相手で、気合が入っていたに違いない。

記憶に新しい『バブル』でのプレーオフは、先に3勝1敗で王手をかけておきながら、シリーズ第5戦からの3連敗で逆転負けを喫し、クリッパーズにとって忘れたい過去でしかない。23得点5リバウンド9アシストで勝利に貢献したポール・ジョージは「俺たちは昨シーズンとは違う」と語った。

「昨シーズンのことは忘れた。バブルに置いてきた。これは新たなシーズンで新しいチーム。目標も新たにして臨んでいる。すべてが変わった。しっかり準備して今シーズンに臨めているし、自信もある」

ジョージは、この試合で負傷交代した相棒のカワイ・レナードの状態を案じている。第4クォーター中盤、レナードはリバウンドを取りにリングに突進したサージ・イバカと接触。イバカの肘が顔面に入り、口の中を8針も縫う裂傷を負った。

ジョージは「心配だったし、最悪のことも考えた。脳震盪を起こしたかどうかも分からなかったし、何が起こったのかも分からなかった。気づいたら、彼が倒れていた」と相棒のケガについて語った。レナードは出血こそしていたが、自力でロッカールームに戻れたため、重傷ではないと見られている。

レナードのケガは心配だが、開幕2連勝とクリッパーズは幸先の良いスタートを切った。