ゴードン・ヘイワードは「この試合は忘れろ」と助言
ホーネッツのルーキー、ラメロ・ボールが開幕戦のキャバリアーズ戦でNBAデビューを果たした。ドラフト全体3位指名のボールは非凡なパスセンスで即戦力として期待されており、ペリカンズで活躍する兄ロンゾ、そして父ラバーを筆頭にお騒がせファミリーがいるため他の選手とは違う注目も集めている。
その彼はNBAデビュー戦で無得点に終わり、試合はホーネッツが114-121でキャブズに敗れた。
ボールは16分間の出場でフィールドゴール5本すべてを外して無得点。3アシストを記録するも3つのターンオーバーを記録するなど散々な出来だった。ホーネッツの指揮官ジェームズ・ボーレゴは第4クォーターでは一度もラメロをコートに送り出さなかった。
ラメロは試合後の会見で「勝てなくて残念だ」と語り、ベンチから試合を見守っていた時の気持ちを「何の感情もなかった」と説明するとともに「今日は僕の日ではなかったし、ディフェンスもできていなかった」とだけコメントした。
ラメロのチームメートで、この試合で28得点を挙げたゴードン・ヘイワードは試合後、「この試合のことは忘れろ」とラメロに伝えたという。
「彼が自分のプレーをして活躍できる機会はこれから何試合もある。だからこの試合のことは気にするなと言ったんだ。彼がどんな選手かは僕ら全員が分かっている。ダイヤモンドのように輝ける日もあれば、ただの石ころで終わる日もある。最初の試合ではそういうことが起きるものさ。ラメロには絶対的な信頼を置いている。このリーグのトップ選手として長く活躍するはずだ」
ラメロの才能を否定する者はいないが、指揮官のボーレゴはラメロが一人前のNBA選手になるまでにはもう少し時間がかかると考えている。「若いから良い時も悪い時もあるものだ。ただ彼はスポンジのように吸収できるから、慣れるまでそれほどかからないだろう。最初から完璧な選手になれるはずはない。時間が経つにつれ、そして試合を経験するたびに大きく成長すると期待している」