ミドルレンジのシュートを習得し、アンストッパブルな存在へ
ドウェイン・ケーシーが率いるピストンズが、伸びしろが残されている2選手の臨時指導を、引退したケビン・ガーネットに依頼した。
『New York Times』によれば、先日ピストンズは、アンドレ・ドラモンドとヘンリー・エレンソンの指導をガーネットに頼み、非公開での特訓が行われたという。
ガーネットはここ数年、オフに将来有望な選手の指導を買って出ている。昨年のオフにはバックスのヤニス・アデトクンボとソン・メイカーに熱血指導を行い、両選手の成長に繋がった。
ドラモンドはすでにリーグでもトップクラスのビッグマンだが、ガーネットが現役時代に得意としたミッドレンジからのジャンプシュートを習得できれば、対戦相手にとって脅威でしかなくなる。2016-17シーズンまで特にフリースローを苦手としていたドラモンドは、昨シーズンからフォームを変えることで成功率が大幅に改善。それまでは良くて40%だった成功率が60%にまで上昇した。インサイドの強さ、リバウンド能力の高さは折り紙つきなため、オールラウンダーに成長できれば、ブレイク・グリフィンとのフロントコートは東カンファレンスでも屈指のレベルになるだろう。
来シーズンが3年目のエレンソンにとっても、レジェンドからのアドバイスは金言だ。まだキャリア57試合にしか出場していないものの、ブルズとのサマーリーグ決勝トーナメント・ラウンド2ではチーム最多となる21得点を記録し、72-66での勝利に貢献。ガーネットからの助言が今後のキャリアを変えるきっかけになるかもしれない。
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— NBA TV (@NBATV) 2018年7月14日
歴代最高パワーフォワードの一人である、ガーネットの『KG塾』で鍛えられた2人の成長に期待したい。