トレードされたとしても「必要だから実行されること」
NBA1年目からウォリアーズでプレーするケボン・ルーニーは、キャリア6年目の開幕を迎えた。今年のオフにもトレード候補として名前が挙がったが、NBAではトレードの噂は日常茶飯事で、報じられるたびに気にしていてはプレーに集中できない。ずっとこの環境に置かれているルーニーは、誰よりもそのことを理解している。
ポッドキャスト番組『Dubs Talk』に出演した彼は、「ウォリアーズでプレーできることに満足しているし、トレードの噂が重要なものだとは思わない。NBAでプレーするようになった頃、自分にコントロールできることだけに集中するよう教わった。自分が今いるチームでの日常を楽しむべきだ、ともね」と語った。
「毎シーズン、同じ気持ちで臨んでいる。自分にコントロール可能なことだけを考えて、ステフ(ステフィン・カリー)やドレイモンド(グリーン)、(アンドリュー)ウィギンズ、新しくチームに加わった選手たちと楽しくやっているよ」
昨シーズンはケガで20試合の出場に終わったルーニーにとって、今シーズンは勝負の1年になる。ただ、もしウォリアーズがもう一人スター選手を獲得する場合、ルーニーのような中堅選手はトレード要員になる可能性が高い。ルーニーは、チームがトレードを決断したとしても「チームにとって必要だから実行されること」と、大人の対応を示している。
「NBAにトレードは付き物さ。この6年でたくさんのチームメートと一緒にやってきて、このビジネスの形も理解している。自分の名前が噂に挙がったとしても、僕自身はやるべきことに集中するだけ。スティーブ・カーも球団も僕を正当に評価してくれている。それでもトレードされるのだとしたら、チームにとって必要だから実行するということ。自分が被害者だとは感じないよ」